録画映像再生
※本会議の録画映像をご覧いただけます。
- 令和6年9月定例会
- 9月6日 本会議 一般質問
- 石川 晋太郎 議員
1 中心市街地活性化について
令和5年度に実施した調査によれば、島田駅北口周辺5地点の歩行者・自転車通行量は1日当たり6,436人、車の交通量は4地点で1日当たり5万287台である。また、JR島田駅の乗車人員は令和4年度が171万615人、人が集まる主要な公共施設の年間来場者数は、地域交流センター歩歩路が6万1,713人、島田市民総合施設プラザおおるりが12万9,490人、島田市立島田図書館が9万7,807人、島田市こども館が6万7,275人である。これらの数字を見れば、まちなかに多くの人が滞留しているかに思えるが、実際に歩いてみると人の姿はまばらである。
一方、島田市都市計画マスタープランでは、令和2年度の改定作業にあたり、市民等の意見や要望を計画に反映させるため市民意識調査を実施した。「市の課題は何か?」との質問に対して「まちのにぎわいに欠けている」との回答がもっとも高いことからも、市民の中心市街地の活性化に対する要望は大きいことが伺える。
そうした状況の中、同計画では長期的に持続可能な都市づくりの方向性となる基本理念を定め、その方向性を「まちの顔となる中心市街地における、にぎわいの創出」とし、都市のありたい姿の1つとして「中心市街地では、若者などの多くの市民が集い楽しむことができるまち」としている。併せて、同計画を推進するための個別計画である立地適正化計画では「立地の適正化に関する都市づくりの方針」として「誰もが集い交流できる居心地の良い都市空間(広場、コミュニティ施設、これらと一体となった店舗など)を“シマニワ”と位置付け、“シマニワ”の形成により、誰もが多様な暮らしを楽しめる都市づくりを推進します」としている。
こうした計画を背景に令和6年2月定例会での代表質問では、中心市街地活性化に関する現在及び今後の取組を伺ったが、答弁では、にぎわいの創出に向けたソフトの取組として、引き続きおび通り等の公共空間の活用を進めていくとした上で、①ポイントラリーをはじめとする多くの方が足を運ぶコンテンツ、②公共施設で行われる催事と連携したイベント、③中心市街地と離れた観光地を結ぶことによる回遊性を生み出すコンテンツ、④商店街、商業団体等が運用する広報媒体に関するアドバイス、周知への支援等を挙げている。また、集客に意欲を持つ個店に対する支援として、①店舗を改装する事業者へのまちなか商店リニューアル事業を実施する、②空き店舗、空き家のリノベーションにより建物自体の付加価値を見いだし、新規開業へのチャレンジにつなげる遊休不動産リノベーション応援事業を引き続き実施する等の答弁があった。
また、ハード面での取組について、島田市立地適正化計画で、居心地の良い歩きたくなる都市空間の創出、いわゆるウォーカブルな都市づくりを進める方針としており、新庁舎周辺において緑地や通行路、広場やベンチ等の整備を検討しているところであるとの答弁と併せ、令和6年度の施政方針のとおり、中心拠点をはじめとした各拠点において、ハード・ソフトを問わずどのような事業が求められているのか、周辺住民や駅利用者を対象に意見集約を行い、検討を進めていき、今後、駅前のこども館、図書館と市役所新庁舎、プラザおおるりの市民交流スペース、周辺の公園などを結び、歩く健康づくりをキーワードとしたまちづくり、ウォーカブル事業を検討していくことを考えているとのことだった。
現在、国土交通省では「居心地が良く歩きたくなる」まちなかづくりを推進するため、令和2年度に「まちなかウォーカブル推進事業」を創設しており、多くの自治体で関連した取組をしている。そうした中、改めて今後の島田市の中心市街地活性化に向けた方向性や取組等を伺っていく。
(1) 前文で述べたとおり、まちなかに、多くの人が訪れているにも関わらず、人が滞留していない原因をどのように捉えているか伺う。
(2) 島田市都市計画マスタープランでは、都市のありたい姿の一つとして「中心市街地では、若者などの多くの市民が集い楽しむことができるまち」としている。そうした中、まちなかで週末を中心に実施されているイベント等は、多くの方が来場するなど活性化に大きな役割を果たしている。一方、イベント等の非開催時にまちなかに人を滞留させる施策として、どのように取り組んでいるか伺うとともに、今後の展望を併せて伺う。
(3) 上記質問に関連するが、島田駅周辺で放課後の時間帯を過ごす学生の姿が見られない。学生は、平日の夕方にまちに賑わいを起こす主役的存在と感じるため、まちなかに滞留させる施策が必要と考えるが、当局はどのように捉えているか伺う。
(4) 令和6年2月定例会における代表質問での答弁では、集客に意欲を持つ個店に対する支援として、①まちなか商店リニューアル事業、②遊休不動産リノベーション応援事業を挙げているが、これら事業の対象エリアを伺う。また、同定例会での答弁では、今後、駅前のこども館、図書館と市役所新庁舎、プラザおおるりの市民交流スペース、周辺の公園などを結び、歩く健康づくりをキーワードとしたまちづくり、ウォーカブル事業を検討していきたいと考えているとのことだったが、ウォーカブル事業を展開していくエリアをどのように考えているか伺う。
(5) 2010年代以降、図書館を核とした複合施設が各地に相次いで誕生しており、中心市街地活性化に大きな成果を上げている事例が見受けられる。同様にスケートパークをはじめとしたアーバンスポーツも若者をまちなかに呼び込む良いコンテンツであり、取り組んでいる自治体は多い。こうした全国の事例を当市としてはどう捉えているか伺う。
(6) 島田駅から県道島田吉田線までの県道島田停車場線沿線の空き店舗の状況等を伺う。
令和5年度に実施した調査によれば、島田駅北口周辺5地点の歩行者・自転車通行量は1日当たり6,436人、車の交通量は4地点で1日当たり5万287台である。また、JR島田駅の乗車人員は令和4年度が171万615人、人が集まる主要な公共施設の年間来場者数は、地域交流センター歩歩路が6万1,713人、島田市民総合施設プラザおおるりが12万9,490人、島田市立島田図書館が9万7,807人、島田市こども館が6万7,275人である。これらの数字を見れば、まちなかに多くの人が滞留しているかに思えるが、実際に歩いてみると人の姿はまばらである。
一方、島田市都市計画マスタープランでは、令和2年度の改定作業にあたり、市民等の意見や要望を計画に反映させるため市民意識調査を実施した。「市の課題は何か?」との質問に対して「まちのにぎわいに欠けている」との回答がもっとも高いことからも、市民の中心市街地の活性化に対する要望は大きいことが伺える。
そうした状況の中、同計画では長期的に持続可能な都市づくりの方向性となる基本理念を定め、その方向性を「まちの顔となる中心市街地における、にぎわいの創出」とし、都市のありたい姿の1つとして「中心市街地では、若者などの多くの市民が集い楽しむことができるまち」としている。併せて、同計画を推進するための個別計画である立地適正化計画では「立地の適正化に関する都市づくりの方針」として「誰もが集い交流できる居心地の良い都市空間(広場、コミュニティ施設、これらと一体となった店舗など)を“シマニワ”と位置付け、“シマニワ”の形成により、誰もが多様な暮らしを楽しめる都市づくりを推進します」としている。
こうした計画を背景に令和6年2月定例会での代表質問では、中心市街地活性化に関する現在及び今後の取組を伺ったが、答弁では、にぎわいの創出に向けたソフトの取組として、引き続きおび通り等の公共空間の活用を進めていくとした上で、①ポイントラリーをはじめとする多くの方が足を運ぶコンテンツ、②公共施設で行われる催事と連携したイベント、③中心市街地と離れた観光地を結ぶことによる回遊性を生み出すコンテンツ、④商店街、商業団体等が運用する広報媒体に関するアドバイス、周知への支援等を挙げている。また、集客に意欲を持つ個店に対する支援として、①店舗を改装する事業者へのまちなか商店リニューアル事業を実施する、②空き店舗、空き家のリノベーションにより建物自体の付加価値を見いだし、新規開業へのチャレンジにつなげる遊休不動産リノベーション応援事業を引き続き実施する等の答弁があった。
また、ハード面での取組について、島田市立地適正化計画で、居心地の良い歩きたくなる都市空間の創出、いわゆるウォーカブルな都市づくりを進める方針としており、新庁舎周辺において緑地や通行路、広場やベンチ等の整備を検討しているところであるとの答弁と併せ、令和6年度の施政方針のとおり、中心拠点をはじめとした各拠点において、ハード・ソフトを問わずどのような事業が求められているのか、周辺住民や駅利用者を対象に意見集約を行い、検討を進めていき、今後、駅前のこども館、図書館と市役所新庁舎、プラザおおるりの市民交流スペース、周辺の公園などを結び、歩く健康づくりをキーワードとしたまちづくり、ウォーカブル事業を検討していくことを考えているとのことだった。
現在、国土交通省では「居心地が良く歩きたくなる」まちなかづくりを推進するため、令和2年度に「まちなかウォーカブル推進事業」を創設しており、多くの自治体で関連した取組をしている。そうした中、改めて今後の島田市の中心市街地活性化に向けた方向性や取組等を伺っていく。
(1) 前文で述べたとおり、まちなかに、多くの人が訪れているにも関わらず、人が滞留していない原因をどのように捉えているか伺う。
(2) 島田市都市計画マスタープランでは、都市のありたい姿の一つとして「中心市街地では、若者などの多くの市民が集い楽しむことができるまち」としている。そうした中、まちなかで週末を中心に実施されているイベント等は、多くの方が来場するなど活性化に大きな役割を果たしている。一方、イベント等の非開催時にまちなかに人を滞留させる施策として、どのように取り組んでいるか伺うとともに、今後の展望を併せて伺う。
(3) 上記質問に関連するが、島田駅周辺で放課後の時間帯を過ごす学生の姿が見られない。学生は、平日の夕方にまちに賑わいを起こす主役的存在と感じるため、まちなかに滞留させる施策が必要と考えるが、当局はどのように捉えているか伺う。
(4) 令和6年2月定例会における代表質問での答弁では、集客に意欲を持つ個店に対する支援として、①まちなか商店リニューアル事業、②遊休不動産リノベーション応援事業を挙げているが、これら事業の対象エリアを伺う。また、同定例会での答弁では、今後、駅前のこども館、図書館と市役所新庁舎、プラザおおるりの市民交流スペース、周辺の公園などを結び、歩く健康づくりをキーワードとしたまちづくり、ウォーカブル事業を検討していきたいと考えているとのことだったが、ウォーカブル事業を展開していくエリアをどのように考えているか伺う。
(5) 2010年代以降、図書館を核とした複合施設が各地に相次いで誕生しており、中心市街地活性化に大きな成果を上げている事例が見受けられる。同様にスケートパークをはじめとしたアーバンスポーツも若者をまちなかに呼び込む良いコンテンツであり、取り組んでいる自治体は多い。こうした全国の事例を当市としてはどう捉えているか伺う。
(6) 島田駅から県道島田吉田線までの県道島田停車場線沿線の空き店舗の状況等を伺う。
eyJwbGF5ZXJJZCI6InZpZGVvIiwiYWNjb3VudENvZGUiOiJqZml0IiwiZGltZW5zaW9ucyI6eyJ0aXRsZSI6InNoaW1hZGEtY2l0eV8yMDI0MDkwNl8wMDEwX2lzaGlrYXdhLXNoaW50YXJvdSIsImlzTGl2ZSI6ZmFsc2UsInJlc291cmNlIjoiIiwicGFja2FnZSI6InNoaW1hZGEtY2l0eSIsInNhZ2EiOiJcdTRmMWFcdThiNzAiLCJzZWFzb24iOiJcdTRlZTRcdTU0OGM2XHU1ZTc0OVx1NjcwOFx1NWI5YVx1NGY4Ylx1NGYxYSIsImVwaXNvZGVUaXRsZSI6IjIwMjQtMDktMDZfXHU2NzJjXHU0ZjFhXHU4YjcwIFx1NGUwMFx1ODIyY1x1OGNlYVx1NTU0ZiIsImNoYW5uZWwiOiJzaGltYWRhLWNpdHlfdm9kIiwicmVuZGl0aW9uIjoiNjQweDM2MEA1MTJLYnBzIiwidXNlclR5cGUiOiJwdWJsaWMiLCJhcHBOYW1lIjoiR1MiLCJhcHBWZXJzaW9uIjoiMi4wIn0sImNvbnRlbnRJbmZvIjp7ImNvbnRlbnRUeXBlIjoiUmFpbiJ9fQ==