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- 令和6年9月定例会
- 9月9日 本会議 一般質問
- 八木 伸雄 議員
1 箱物から暮らしへ
長年の課題であった新病院の建設、庁舎の建て替え、北部4校の統合による新校舎の建設、加えてPFIによる金谷地区生活交流拠点施設建設など財政負担を圧迫する事業が続いた。
一方で超高齢社会、少子化による生産人口の減少は中長期的に見ても加速化することはあれ、留まることはないと断言できる。この30年で先進国中最低となった賃金水準は、大企業と中小零細企業、大都市と地方市町村、そして富裕層と貧困家庭の格差を拡大させた。
賃金格差は、同時に市民の暮らし、教育の格差へと影響を及ぼしている。私が市議会議員1期目の際、市内中心部に住まわれているおばあさんが、「日々の暮らしは年金で何とかなるが、病気になったときは家計が苦しい。」と言われた言葉が思い起こされる。市政を考えたとき、近隣市との比較や同規模自治体の財政指数や、公共施設やインフラ整備に目を捕らわれることなく、市民の暮らしに寄り添う施策が重要と考える。市の現状(人口動態・地理的環境・産業・経済・市の財政)を踏まえ、市民に寄り添う施策の推進を求めるべく以下質問する。
(1) ライドシェアの導入について
① ライドシェア及び日本でのライドシェアはどんなものか。
② 国は、幅広い内容のライドシェアを示しているが、県が県内市町に推奨するライドシェアの形態はどのようなものか。
③ 一部自治会(町内会で)運行する自主運行バスとの差異はどのようなものか。
④ 当市においても導入すべきと考えるが計画はあるか。
(2) クーリングシェルターの拡充について
今年の夏の暑さは異常と感じた。来年度以降の対策を推進する必要を痛感し、以下質問する。
① 先の定例会で、温暖化による一番茶の生育の変化に農家が追いつけずに、品質低下と価格が下落した内容の質問をした。この夏の暑さも地球温暖化によるものと考える。この状況は異常気象ではなく、常態化すると考える方が賢明と思うが見解を伺う。
② 最高気温35度を超える日が続き、連日熱中症警戒アラートが出た。比較的涼しい山間部に住んでいても、市内中心部で、舗装とコンクリートに囲まれた高齢者世帯のエアコンの設置状況が気になった。熱中症患者の発生状況はどうであったか。
③ 当市では、クーリングシェルターを各庁舎等に設置している。利用状況はどうであったか。
④ 今後のクーリングシェルターの設置個所の増加を検討しているか。
(3) 教育格差の是正について
私は、格差解消を考える上で最も重要でなくさなければならないものが、教育の格差であると思っている。貧困は家庭から子どもに連鎖すると言われている。貧困は子どもに責任はない。何としても連鎖は防がなければならない。子どもたちの6人に1人が貧困と言われている。保護者は夏休みがない方がいいと内心思っているという報道があった。夏休み中の昼食が作れない、休み中に旅行に連れていってあげられない等の状況について、以下伺う。
① これまで生活保護や、貧困家庭の児童生徒の教材提供などの支援は、当議会で説明があった。夏休み中の支援はどのようなものがあったか。
② 経済的理由で塾に通えない児童生徒の学習支援はあるか。
③ 高校授業料・入学金の実態と貧困児童生徒への経済的支援はあるか。
④ 今後、貧困を連鎖させないための施策を考えているか。
(4) 協働のまちづくりについて
① 様々な事業を進めるうえで、行政だけでは財政的な観点から実施が不可能なことは、これまでの質問のとおりである。各自治会で河川や道路の草刈りなどを実施しているが、住民による人力だけでは困難な作業も多々ある。それらが市への要望となっているものも散見される。官民一体になって進めることはできないか。休日の職員の出勤や作業車の提供を求めるが、実態と取組を伺う。
② 自治会要望の実態と対応はどうか。
③ 支所機能の充実と権限・予算の委譲を進めることで、より敏速な対応ができると考えるがどうか。
長年の課題であった新病院の建設、庁舎の建て替え、北部4校の統合による新校舎の建設、加えてPFIによる金谷地区生活交流拠点施設建設など財政負担を圧迫する事業が続いた。
一方で超高齢社会、少子化による生産人口の減少は中長期的に見ても加速化することはあれ、留まることはないと断言できる。この30年で先進国中最低となった賃金水準は、大企業と中小零細企業、大都市と地方市町村、そして富裕層と貧困家庭の格差を拡大させた。
賃金格差は、同時に市民の暮らし、教育の格差へと影響を及ぼしている。私が市議会議員1期目の際、市内中心部に住まわれているおばあさんが、「日々の暮らしは年金で何とかなるが、病気になったときは家計が苦しい。」と言われた言葉が思い起こされる。市政を考えたとき、近隣市との比較や同規模自治体の財政指数や、公共施設やインフラ整備に目を捕らわれることなく、市民の暮らしに寄り添う施策が重要と考える。市の現状(人口動態・地理的環境・産業・経済・市の財政)を踏まえ、市民に寄り添う施策の推進を求めるべく以下質問する。
(1) ライドシェアの導入について
① ライドシェア及び日本でのライドシェアはどんなものか。
② 国は、幅広い内容のライドシェアを示しているが、県が県内市町に推奨するライドシェアの形態はどのようなものか。
③ 一部自治会(町内会で)運行する自主運行バスとの差異はどのようなものか。
④ 当市においても導入すべきと考えるが計画はあるか。
(2) クーリングシェルターの拡充について
今年の夏の暑さは異常と感じた。来年度以降の対策を推進する必要を痛感し、以下質問する。
① 先の定例会で、温暖化による一番茶の生育の変化に農家が追いつけずに、品質低下と価格が下落した内容の質問をした。この夏の暑さも地球温暖化によるものと考える。この状況は異常気象ではなく、常態化すると考える方が賢明と思うが見解を伺う。
② 最高気温35度を超える日が続き、連日熱中症警戒アラートが出た。比較的涼しい山間部に住んでいても、市内中心部で、舗装とコンクリートに囲まれた高齢者世帯のエアコンの設置状況が気になった。熱中症患者の発生状況はどうであったか。
③ 当市では、クーリングシェルターを各庁舎等に設置している。利用状況はどうであったか。
④ 今後のクーリングシェルターの設置個所の増加を検討しているか。
(3) 教育格差の是正について
私は、格差解消を考える上で最も重要でなくさなければならないものが、教育の格差であると思っている。貧困は家庭から子どもに連鎖すると言われている。貧困は子どもに責任はない。何としても連鎖は防がなければならない。子どもたちの6人に1人が貧困と言われている。保護者は夏休みがない方がいいと内心思っているという報道があった。夏休み中の昼食が作れない、休み中に旅行に連れていってあげられない等の状況について、以下伺う。
① これまで生活保護や、貧困家庭の児童生徒の教材提供などの支援は、当議会で説明があった。夏休み中の支援はどのようなものがあったか。
② 経済的理由で塾に通えない児童生徒の学習支援はあるか。
③ 高校授業料・入学金の実態と貧困児童生徒への経済的支援はあるか。
④ 今後、貧困を連鎖させないための施策を考えているか。
(4) 協働のまちづくりについて
① 様々な事業を進めるうえで、行政だけでは財政的な観点から実施が不可能なことは、これまでの質問のとおりである。各自治会で河川や道路の草刈りなどを実施しているが、住民による人力だけでは困難な作業も多々ある。それらが市への要望となっているものも散見される。官民一体になって進めることはできないか。休日の職員の出勤や作業車の提供を求めるが、実態と取組を伺う。
② 自治会要望の実態と対応はどうか。
③ 支所機能の充実と権限・予算の委譲を進めることで、より敏速な対応ができると考えるがどうか。
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